1つは新婚時代に訪れたハワイ。
日本人も多く、日本語も通じる所が多いので気軽に旅行できるところだけど、やっぱり「行ってはいけない地域」もあるし、まだ日本が一番安全・・と思っていた時代でもあったので、用心していたところもあるのです。
ショッピングセンターで買い物をしたあと、バス停でバスを待っていました。
他にも日本人(旅行者)が何人かいたのですが・・バスはなかなか来ません。
遅いなぁと思っていると、現地の人(日系人ではありません)がたどたどしい日本語で「バスは来ない」と教えてくれたのです。
ところが、わたしを含めそこにいた日本人たちはいぶかしげな顔をするだけでその言葉を信じなかったのです。
正直・・バスが来ないといって、タクシーの運転手と結託してタクシーを使わせようとしているのでは?・・とか思っちゃったんですね。
その人は親切に何度も何度も「バスは来ない」と教えてくれたのに、わたしたちは言葉を返すこともできずにお互い顔を見合わせるだけ・・。
最後にはその人は「おまえら、バカヤロ」と言って去っていってしまったのです。
そこにいた日本人の中でも比較的英語ができる人がショッピングセンターの案内まで戻って確認してみると・・なんと本当にバスはいきなりのストで動いてなかったのです。
結局、その英語が多少できる人がタクシーの運転手と交渉してくれて、そこにいた日本人がまとまってホテルまで帰ったのですが・・
あまり危機感なく異国の地を旅するのも問題ですが、それが行き過ぎてしまうのも問題だなぁと感じた出来事です。
あのときの現地の人には申し訳ないと思いつつ、なんとなく・・大事な思い出にもなっているのです。
もう1つは・・イタリアのホテルのロビーでほんの10数分一緒になった韓国の男性です。
年配のその男性は「日本人?」と確認したあと、流暢な日本語で話しかけてくれました。
話し自体は、たわいもないことだったのですが、あの男性がどうしてそんなに日本語が上手なのかとふと思ったときに、戦争のことを思い出し・・こんな日本から遠く離れた地で、日本の歴史を思い返す人とであった不思議さに言葉で表せない・・気持ちになったことを覚えています。